浜田屋について
“人それぞれの手と生活に馴染めば、
ありがたい限りです。”
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皮革であることにこだわりはありません。
2009年、縁があり携わった仕事が皮革を扱うきっかけでした。
技術の奥深さと、製造に没頭できる時間が心地よく、今現在まで続けれています。
もし扱う素材が別のものであったとしても、同じようにものづくりの流れに身を任せていたでしょう。
できることを誠実に突き詰めることが、浜田屋の役割だと考えています。
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革の傷は、製造前に避けられることがあります。
見栄えが良くないという理由の傷に対して、
手を加える方法がないかと考えた結果。
漆と金粉を使う方法は、その試みの一つです。
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漆を塗り、金粉を施す工程には約一ヶ月を要します。
革・漆、共に個体差がある自然の素材は、完全均一な仕上がりはなく、一点ごとにわずかな揺らぎがあります。
革の固さや、漆の酵素の量などのわずかな揺らぎによって、漆部分に割れが生じることがあります。
10点制作しても、十分な品質に達する製品は現段階では6〜8点程です。
そういった、漆での処理や手縫いの工程を経た結果としての価格になります。
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ものづくりを通して、形のない感覚・感情に触れる。
浜田屋の、「有限を通して無限を捕捉し得る」という理念に基づくものです。
製作には、手縫いや漆仕上げなど、時間のかかる工程があります。
非効率とも言える選択ですが、一つ一つの工程や素材のことを考えながら心地よく作るために。
革を裁断する音、金槌で叩く力加減などの指先に伝わる微細な感覚。
五感を通して感じられるそれらは、やがて形のない感覚(感嘆、愛着、思い出の記憶)、
あるいは言葉にできない感情が芽生えます。
ものづくりを通して、形のない感覚・感情を届ける。
有限の中に、無限を感じる。
それが心の豊かさにつながると考えます。